中学受験…結局するの?
6月に入りいよいよ中学受験を考えられている方は具体的なスケジュールを建てられているのではないでしょうか。
正直なところ我が子はまだ「受験するのか」さえ、決めきれていなかったのです。
4月から各中学ではオープンキャンパスや説明会も本格的に始まりました。
そんな中、ゴールデンウィークはクラブ、近場ですが旅行する状況。
“この旅行が受験前は最後”と心の中で親は考えてはいましたが、本人はまだまだクラブするぜ〜!って思っているかと…
相変わらず受験に対する気持ちは定まっていない日々を過ごしていました。
どうやって子供に中学受験を薦め、決断させるかを考えている時、中学受験を経験した自分がどうだったかを重ね合わせざるを得ません。
私自身は親が軽く「こんな中学校があるから受験してみる?」から始まり、何となく中学校を見学しに行きました。
温水プールがあり、食堂があり、今までしたことのない経験が出来そうで、大人の階段を一歩登れるような気がしたので「この学校に通いたい!」と単細胞の私は親の術中にはまってしまいました。
もちろん親は子供の才能が分かっていたであろう、決して「東大・京大に!」「医学部に!」とは一度も言われた事はありませんでした。
少しでも良い環境で勉強しろということで薦めているのは何となく感じていました。
良い意味でマイペースに受験勉強が出来たと思います。
私が通っていた小学校は当時感じる事は、というよりもそんなものと思っていたのですが、実は共産色、日教組色が強かったのです。
「中学受験」なんてしなくていいです。
「みんなと同じように近くの公立中学校に行きましょう」が基本姿勢でした。
なので、中学受験を公にすることはなく、こっそりと受験勉強をしておりました。
たまたま6年時の担任が病気になり後任に臨時教師が迎えられたのが良かったのか、その先生にだけは理解していただけました。
全面的に応援していただき、今となっては問題になるかと思いますが、しょっちゅう放課後に受験勉強もみてくれました。
同じ中学校を受験する子もクラスにいたのでこっそりと二人で勉強したりもしました。
悔しいほど勉強ができる奴で「こいつには勝てない」と子供ながら敗北感を経験しました。
最終的に旧帝大医学部に進学しておりました。
残念ながらこの頃からできる子との間に大きな差があるんですね。
そんなこんなで私なりに受験勉強を終え進学することが決まりました。
親の意見に沿って、「この学校に通いたい!」と術中にハマり進学する。
我が子はそういう流れには単純にいきそうにない。
かと言って、「僕は、私は医者になるんだ!」「東大に行くんだ!」と言う志はまだない。
親の意向、エゴと言ってしまえばそれまでですが、どうやって子供にもっと中学受験に興味をもってもらえるか…
今頃そう考えていました。
(ameblo焼き直し)